③ウォータージェットによるゴム加工

ゴム加工には、いろいろな方法がありますが、正確な切断、また、複雑な形状の切断には、ウォータージェットが最適です。ウォータージェットは正確にほとんどのゴム製のガスケット、パッド材料をカットすることができます。
切断ゴム例示
天然ゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴム
素材を傷つけない精密な加工方法
ウォータージェットは水圧なので熱影響を与えず、材料に歪みが生じることもありません。また、溶け、焦げ、変色の発生等を起こすことなく、ゴムを加工することが可能です。
今までの切断方法では歪みが生じ、精度が期待できなかったゴムパッキンなどの精密なカッティング加工にもウォータージェットで対応できるようになりました。
環境にもやさしい洗浄が可能
ゴムの金型は数回使用すると離形材が焼付き、金型表面に薄い酸化膜が形成されます。この酸化膜は従来溶剤を使用して除去していましたが、環境問題により溶剤の使用が問題となっています。
そこで、注目されているのが、ウォータージェットによる洗浄です。
ウォータージェットによる洗浄は金型にダメージを与えることなく、さらに、「環境にもやさしい洗浄方法」です。
ウォータージェットの使用例
NBR 硬質ゴムガスケット