⑤ウォータージェットによるガラス加工

ウォータージェットは繊細なガラス製品でも、問題なく加工、ピアッシングすることができます。複雑なステンドグラスの加工からガラスの穴あけまで可能です。ただし、強化ガラスは素材の特性上、加工が難しい場合があります。

切断ガラス例示

バリスティックガラス、ハリケーンガラス

 

多用途性

ウォータージェットは、穴あけも、繊細なステンドグラスの加工も簡単に行うことができます。ウォータージェットでガラスを切断する場合、エッチング処理やガラスカッターの用に「割る」作業は不要なので、材料の無駄を減らすことができます。
 

威力

ウォータージェットは、防弾ガラスでも簡単に切断することができます。50口径の弾丸を防ぐバリスティックガラスも、ウォータージェットは、迅速かつ高速で切断します。また、非常に繊細なガラス製品のピアッシングも可能です。さらに、ワークピースに層間剥離を生じさせることなく、構造的な整合性を維持することができます。
 

優れた切断性能

ハリケーンガラスも、ウォータージェットによる切断加工では最近よく使用されるようになった分野です。米国の特定の地域では、新しい建築物には、窓やドアへのハリケーンガラスの使用が、新しく法律で義務付けられるようになりました。ガラスで被覆した、ポリカーボネート構造(積層材)のため、ハリケーンガラスは、ガラスカッターや、ダイヤモンドソーなどの従来の方法では切断が非常に困難です。ウォータージェットなら、ハリケーンガラスをキレイに安全に切断することが可能です。また、フレキシブルなので、複雑な図形の加工も簡単です。
 

ウォータージェットの使用例

ガラス加工例