III‐4曲げ構造による溶接工数の削減のポイント
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- カテゴリ: III 曲げ加工におけるVA/VE提案
- 2012年4月19日(木曜)19:47に公開
- 作者: teramoto.masahiro@vareal.co.jp
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短いフランジ構造において2つの鋼板の溶接による製作は歪み取りが発生し、工数の増大につながっていました。そのため、溶接構造から曲げ構造にしようと考えていましたが、短いフランジの高さがV溝に比べ短いため、曲げ加工をすることができませんでした。
短いフランジを溶接構造にて製作する場合でも、フランジの曲げ後の高さ寸法をH>6×t(板厚)にすることで、溶接構造から曲げ加工によって実現することができます。溶接から曲げ加工にするとサイクルタイムを短縮することができ、コストダウンを実現できます。
設計技術者は曲げ加工におけるV溝とフランジの高さの公式であるH>6×t(板厚)を覚えておくことで、短いフランジを溶接ではなく、曲げ加工によって製作する図面を適切にかくことができ、製品のコストダウンをすることができます。